住居

人生

・ 終の棲家

そう言って あの人と私はここを決めた

そして3年が経過したら あの人は死んでしまった

残されたのは私一人 ふたりの暮らしでは 十分なはずだった

あと何年かはわからないが ふたりの年金で 地道に暮らせば何とかなると言っていた

それが さてこれから始めるという時に 終わってしまったのですけれど・・?

あの人は80歳くらいまでは当然生きるだろうと 思っていたようだった

まさか70歳で自分の人生が終わるなんて… ととても残念そうに見えた

お父さんだって92歳だったし お元気だったし 大した病気もなく 亡くなって

3つ上のお兄さんだって元気 あの人だって慢性の病気はない 元気だった

好きなことができて 派手ではないけれど 楽しい生活だったんだよね きっと..

もう少しの間 楽しみたいと思っていたのに 突然..病気がやって来てしまった

突然のことだったので 受け入れる時間もなかったよね あっという間に召されてしまった

それが幸せだったのか..どうなのか?

・ 残された私

ふたりの生活の予定は終了 予測もしなかった おひとりさま になりました

これはもう想定外の大変なことで 年金は半分以下になりましたから

今のままでは 当然生活できませんが..どうするのでしょうか?

ひとりになったけれど 諸経費は半分にはなりませんから ふたりの時と同じです

お金のない私 毎月赤字の生活で どうするのでしょうか?

色々考えました ここを売り払ってしまえば 

多少出費は少なくなり 取り崩しながら生きていける

ここにとても思い入れがあるわけではないし 自分が生きているうちは生活しないといけない

そのためには ここを売って現金化した方が いいのではないだろうか

物騒な世の中 安全面を考えると ここはとても良い

鍵をかける習慣がなくたって 住人が少ないし 監視カメラもあり オートロック

今のままで居れば生活は出来る お金さえ問題なければの話だけれど..

・ どうしたらいいのかな?

何だかんだと色々考えるけれど 結局のところ どん詰まり迄行くか…というところ

だって..先のことが解らない ばたばたしたら すぐ終わりでした..というならば意味がない

先を考えすぎて まったく当てが外れて バカを見てしまいそう…

今がどうしようもない状態ではないから とりあえず進んでみて 危なそうになるまで..

行きつけるところまで そっとそのまま行ってみるかなぁ~

全部が終わって 始まってみてからまだ 半年余りなので 自分でも状況が解らない

損失が大きいならば 先の期間は短くなり 少ないならば少し余裕がある

その間に自分も年をどんどんと重ねて 状況が変化してしまうだろうし

と..思うのに また少しすると どうしよう~ と考えてしまう

考えなければいいのに 考えてしまう …それはみんなそうなんだよね

困りごと.. なるようにしかならないんだから 考えなければいいのにね

とわかってはいてもあれこれ考えては 無駄な時間を過ごしている

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