☆ 20年して入籍
去年の今日 入籍したんだよ
暮らし始めたのは 2003年 11月 1日 だったね
とても色々なことがあり過ぎて おかしくなっちゃいそうです
多分2003年正月 ちょうど今頃・・私たちは知り合って交信を始めました
今では珍しくないですが まだインターネットが 普及し始めた頃
私は自分がPCを触り、ネットを始めるなんて・見知らぬ世界
彼は ITの世界ですから 当たり前の世界ですが・・
随分と前のことなので 覚えていませんが・・・
掲示板か何かで知り合ったんです。
長野で暮らす私と 東京で暮らす彼と 普通だったら
交流する・・接触する・・機会なんて無いはずなんです
それが・・知り合い、交流して、一緒になることを選択する
不思議な世界・・というのか・・ご縁です
☆ 雪男?ゆきおとこ
彼のハンドルネームは ゆきおとこ・・私は何だったんだっけ??
ちょっとmail交換というか・・メッセージ? なんだろね?
だけど不思議と 行きついたり・・不思議だったなぁ
個人のアドレスではなく 掲示板だから・・
だけど どう考えても 不思議がいっぱい重なって・・
ネット上でおしゃべりをしました・・文字のおしゃべりです。
そのうちに、チャットのような形で 文章が行ったり来たり・・
今思うととても原始的ですが・・その頃では 凄いよね・・
次第に親しくなって、会う約束まで行き・・
中間地点の 山梨 「大月」 で はじめて会ったと思います。
彼は電車で、私は車で 大月駅で待ち合わせです。
極力電話はしなかったので どうやって連絡してた?
というのも 彼は 離婚できない人で家庭内別居状態
女と会うなんて とんでもない状況なわけです
電話履歴は残せないし、怪しいことはできないのです。
これは ・・なぜそうだったのかということは・・
20年後に 彼が死んで 良くわかったことでした。
会う頃には 色々話していたので 初めてという感じはなく
人物確認みたいな感じでしたね そのままお互いに納得して
初めからいい感じで 付き合いの継続でした。
いつも彼は 妻にびくびくしていて、慎重でしたね。
これは後になると 納得のいく行動で、恐怖の婚姻状況だった様子。
☆ 変なことはいっぱいだった
彼は50歳で 今まで家を出たいと思っていても 出られない
50までに出られなかったら あきらめて生活をしようと思っていたと。
家庭内別居で 家を出ていくと言えば 喜んで追い出されると言った。
その時点で 同居はしているが 身の回りの掃除洗濯は自分でしていた。
食事のことはよくわからないが 朝は駅そば、昼は社食で
部屋は6畳、両側にタンスがあり間に布団を敷き、地震が来たら死ぬだろうと
毎日布団の上げ下ろしをして、休日は 布団干しをして 洗濯して 掃除をする
家の中は散らかり放題で スリッパ無しでは歩けず、ゴキブリもいる
趣味の卓球を続け、仲間と飲んだり、その中に親しい女性もいた様子
・・・そんな中で・・私は 家を出る手伝いをしたいと思った
いい人なのに なんて可哀そうな人なのだろうかと・・人生の実態を知った
それでもまじめに働き 悲しいというか 結婚は自分の責任だからと言った
この人が気の毒でもあったけど、好きになったし、何とかしたかった。
私は45歳 この先のこともあるし、仕事は手に職もあるし なんとでもなる
この人と暮らしていきたいと 思った。
私は寝ている以外は働いているのに 自転車操業のような自営業の店が 嫌だった。
働けば生活できる位は稼げるので、強みもあった。
20年の 結婚生活は 去年 夫の死をもって・・ 終了になりました。
入籍して1周年なのに・・夫はいません・・。