☆ あなたを失って・・
いっぱい泣きたかったし、悲しかったし・・
だけど・・泣くところがない
ひとりだから・・やることが沢山あって 泣いていられない
あなたの最期・・・
背中をトントンしてほしいって言うから・・抱き寄せながら トントンして・・
この辺? って聞いたら・・「うん」 と言いながら おかしくなり
でも、チアノーゼがあるわけでもなく、苦しみもがくわけでもなく・・
ほんの短い時間だけ・・息が苦しそうだっただけで 呼吸停止
ありがとうを言いながら あなたを見送り・・・
・・・ほんとに死んじゃったの !?
・・・先生に電話して・・
先生は直ぐに電話に出て下さって・・「はい 行きます」と・・・
先生が来るまでの 1時間近く・・何していたんだろうか??
17時過ぎに来て下さって、確認の時点で 死亡診定 17:12
それからしばらく居て下さった・・
先生に在宅でお世話になってから 1か月もしなかったのです。
先生のおかげで、私がどんなに安堵できたか・・ありがたかったです
ほんとうにお世話になりました。 ありがとうございました。
わたしが癌になったら 先生お願いします・・と言ったら
「お役に立てないことを 願っております」と 先生は言った・・・。
☆ どんな 想い だったんだろうか?
あなたは80歳くらいまでは 普通に生きられると 思っていたと思う
だから やることもあったし、お金の計算もしていたしね・・
絶対に治療して良くなって、病気と共に生きていく・・と思っていた。
それが・・叶わなくなっていくのだけれど・・
残念であり・・悲しく・・虚しく・・
身体はどんどん 思うようにならないし 食べられなくなっていく
飲めなくなっていく・・歩けなくなっていく・・立てなくなっていく・・
痛いとは 最後の日まで 言わなかったんだけど どうだったんだろう?
我慢してたの? でも、辛そうな・・痛そうな 顔はしていませんでした。
最期まで 一緒にいられたから 良しとしましょうか・・
お別れの処置も ひとりでしたから 凄くゆっくりと 最高の時間
私とあなたのお別れは 理想的に出来ました。
最後は 卓球の ユニホームを 着たんだよ・・「それ‥」って言いそうだもの
☆ いっぱい泣く・・って 出来なかった
あなたを 送る準備やら 兄弟への配慮やら・・
火葬後は 接待やら・・・
自分も 心臓バクバクで・・無我夢中で過ぎていきました。
私が やらないといけないから 泣き崩れている場合じゃないし
あ~ぁぁ・・ 今思っても 何をどうしたのか??
覚えていません・・・・
いつかは必ず来る お別れ なのですが・・ほんとに‥なんとも‥
あなた・・70歳 わたし・・65歳 でしたね・・・
もっと長く 一緒に歳をとれると 思っていました。