雨の朝

・天気予報通り

よく当たる天気予報 昨夕の18時頃からぽつぽつ降り出した雨

明け方は本降りですが..ここは5Fなので 雨音はそんなに感じない

窓を開けると かなり降っていることが解る

ウグイスと カッコウとヨシキリが鳴いているが キジ君はいつものところに居ない

ヒヨドリは 雨に濡れボサボサになりながら 窓辺にやってきたのでびっくり!

鳥たちは頑張って 生きる糧を探している

休日なので いつもより少し 車の音が少ない

6時の 鐘の音が3つ聴こえたので ちょっと嬉しい

そんな中 対岸を見ると 散歩している人が居る え?

良く見ると 帽子をして合羽を着て 長靴を履いて手を大きく降って歩いている

偉いなぁ~と感心する一方で 大雨だから今行かなくても?

人はそれぞれで 事情もそれぞれですから 余計なお世話ですが..

・ 夫の散歩

ここに転居して来てから 間もなく 早朝の散歩を始めた夫

どうして始めたのだったか? 本人は足の筋力をつけたかったようで

ふくらはぎが太くなり よく私に「ちょっと太くなったよ」と言って 実感も感じていた

しかし 夫の性格は まじめ 

決めたら 調整がきかない 4時半と決めたら4時半 

そのために4時過ぎには起きて PCを立ち上げ ニュースや株価のチェック?

そして4時半には出かけて行きます 約1時間ですが それ以上の時もありました

それがシーズン通しての4時半ですから 冬季は真っ暗なわけです

そして雨でも雪でも 関係なく 強風でも台風でも行くのですから..

様子を見たり 時間をずらしたり そういうことは ほとんどしませんから

お休みもほぼありません あまりにも状況がひどすぎて 途中で戻ることはありました

早く起きすぎて「散歩に行く」と夜中に着替え始めるので 爆笑したこともありました

冬はとても寒いのに 防寒着を着てから 早朝 PCの前に座っていましたが

窓際でとても寒くて 私には理解できませんが それが夫の性格です

今朝の 雨の中散歩している人を見て そんな夫のことを思い出しました

・ 融通が利かない

癌になってからも それが続きました

体力維持が大事だから やめてほしいと 私は思っていましたが

化学療法が始まってからも Drも運動はした方がいいと言った と言いながら

早朝に1時間も散歩するなんて 普通じゃないでしょ!

Drは軽い運動は続けましょうと 言ったといいますが.. 軽くないですから

死んだ後の書き記しを見ると 腹が痛くて途中で帰って来た という記述もありました

仕方ない どんなに言っても自分の精神は曲げませんから..

そんなに頑張って行く散歩も 帰ってくると疲れて バッタリ..

暗いうちに起きながら 散歩の後は 風呂に行き..あと ガーガー寝ているのですから

これもどうしたものか?と思っていましたが 止められません

頑固というか 忍耐. 根性のある人なんだね.. 感心してしまいます

けれどそれを見ている時は 正直呆れていました..

そんなに元気でいたかったなら どうして色々気を付けないんだろう?

タバコも長い間吸っていてやめませんでした ラーメンも好きだった

だけど嗜好品ですから 好きなものは やめたくないならそれはそれでいいけれど

健康障害が出たら 少しは考えないとねぇ..けれど気を付けていてもダメなものはあるしね

何とも言えませんです … こういうことだったのですから仕方ない

「何で散歩してるか知ってる?」って 夫が聞いてきたことがありました

わからないと答えると「寝たきりになったりして ち~に迷惑が掛からないようにだよ」

と言っていました 介護で迷惑かけないようにと考えていたらしいです

まぁ..最期まで迷惑はかけられませんでしたよ..

トイレも最後まで行っていた..おむつのお世話にもなりませんでしたよ

お行儀がとてもよかったですよ..

死ぬ少し前 この山の景色を見て ため息をついていました

もっと ずっと 見ていたかったねぇ~….

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