☆ 大変な一年だった
人生最悪の年でした
怯えながら 新年を迎えた年でした
9年間続けたシルバーを やめざるを得なくなった年でした
婚姻届けを 出した年でした
在宅医療を 受けた年でした
ひとりで お風呂に入れなくなった年でした
あなたの命が 終わってしまった年でした
私が 未亡人になった 年でした
☆ 思い出す一年
新年は、正月気分もなく お酒も料理も無用
腹水でお腹が張って 苦しい日々でしたね
自分では、がんと共に生きていく・・と思っていましたが
状況は厳しく、それどころではなく
治療を休んで 緩和ケアに切り替えていきました。
あなたは死んでもいいから 治療をすると言っていましたが、
ほんとうに それ以上続けたら 死んでしまうところまで来ました
最後の受診では 数値が悪く効果もないので、
これ以上やると死んでしまうかもしれない・・とDrが言ったら
それでもいいですからやって下さい・・と 言ったのです。
治りたい思いはよくわかりますが・・どういうことなのでしょう?
私には理解が出来ませんでした。
治療を止めずに、どんどんと体力は低下していき
副作用は明らかで・・でも、今だけの我慢だと本人は 思うわけです
もっとはっきり 余命宣告をしてもらった方が、
やれることをやれたと 思うのですが、
それは個人の想いはそれぞれ違うので、あなたの意志で進めました。
そして2月20日 最後の日は やって来たのです
☆ 命
神様だけにしかわからない・・
望んでも 終わりは決められている・・
こんなに早いとは 思わなかったけど、どうすることもできない
食べたいものも食べられなくなり
飲みたいものも飲めなくなり・・
お腹が空いていても 食べることができない
だけど救いは 不思議と痛みに苦しむことはなかったね・・?
最後の最期まで普通で・・意識もあり、会話もあり・・
私はあなたの思うように対応した・・と思います
最期まで お家で過ごすことは できました・・
そして 2人と1羽きりで 私の腕の中で旅立ったのですから
それだけを思うと・・とても幸せな最期の時間を 過ごせたと思います。
そんな 2023年 もうすぐ終わります。
一生の中で 忘れられない最悪の年です・・。
20年間 ありがとう~
もっと色々一緒にしたかったけど、こういうことだったのだと思います。